富士通は20日、NTTドコモ向けスマートフォンなどの今冬モデルを発表した。海外勢が攻勢をかける中、「操作しやすさ」「見やすさ」といった、日本製品ならではの「気配り」機能をさらに充実させた。
今回発表された新モデルは、スマートフォンの「ARROWS V F-04E」、「ARROWS Kiss F-03E」とタブレット端末の「ARROWS Tab F-05E」、フィーチャーフォンの「F-01E」の4機種。いずれも12月上旬発売予定。
スマートフォンに新たに盛り込まれた「あわせるビュー」機能は、加齢とともに特定の色調が見えにくくなることに対応して、ユーザーの年齢に合わせて色み を調節、画面の見やすさを向上する。「おまかせタッチ」機能は、画面を操作した時に、指が届かなかった場合でも押したかったところを判断してくれる。 「うっかりタッチサポート」は、スマホを持つ手が意図せず画面に触れても反応しないというもの。
主力の「ARROWS V」は、内蔵ROMが64GBと高画質映像を大量に保存できるほか、2420mAhという大容量の電池を搭載し、急速充電の時間 も短縮した。女性向けの「ARROWS Kiss」は写真の加工機能を充実させたほか、化粧品などのブランド「JILL STUART」とコラボしたモデ ルも登場した。「ARROWS Tab」は10.1インチフルHDディスプレーに10080mAhの大容量電池を搭載。家族がそれぞれに合わせたホーム画 面に出来る「スタイル切り替え」ができる。
発表会であいさつに立った佐相秀幸副社長は「冬モデルはどれも非常な自信作。年間の目標である800万台目指して総力を挙げて取り組む」と話した。テレビコマーシャルに出演するEXILEのメンバーも登壇し、新商品の使用感などを語った。(デジタル事業本部)